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犬のワクチン料金3千〜1万円|混合ワクチン種類別の費用比較
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犬のワクチン料金3千〜1万円|混合ワクチン種類別の費用比較

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監修: 監修獣医師(後日記入)

犬のワクチン料金はいくら?種類別の費用相場と接種スケジュールを獣医師が解説

犬のワクチン接種は、愛犬を感染症から守るために欠かせない予防医療です。しかし、「ワクチンは何種類あるのか」「料金はどれくらいかかるのか」「毎年打つ必要があるのか」と疑問を持つ飼い主の方も多いのではないでしょうか。

結論として、犬のワクチン料金は狂犬病ワクチンが3,000〜4,000円、混合ワクチンが3,000〜10,000円が相場です。ただし、ワクチンの種類や動物病院の所在地域によって料金は異なります。

この記事では、犬のワクチンの種類と料金相場、子犬・成犬それぞれの接種スケジュール、副作用への備え、さらには年間のトータル費用まで、獣医師監修のもと詳しく解説します。

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犬に必要なワクチンは2種類ある

犬のワクチンは、大きく分けて**「狂犬病ワクチン」「混合ワクチン」**の2種類があります。それぞれの特徴と法的な位置づけを理解しておきましょう。

狂犬病ワクチン(法律で義務)

狂犬病予防法により、生後91日以上の犬には年1回の狂犬病ワクチン接種が義務づけられています。狂犬病は犬だけでなく人間にも感染し、発症するとほぼ100%死亡する極めて危険な感染症です。日本では1957年以降国内での発生はありませんが、海外では依然として流行しており、予防接種の継続が不可欠です。

接種を怠った場合、狂犬病予防法第27条に基づき20万円以下の罰金が科される可能性があります。

混合ワクチン(任意だが強く推奨)

混合ワクチンは法的な義務ではありませんが、犬の命に関わる重大な感染症を予防するために、獣医師から接種が強く推奨されています。混合ワクチンは含まれる病原体の数に応じて「2種」から「10種」以上まで複数の種類があります。


犬のワクチン料金の相場一覧【2026年版】

種類別の料金目安

以下は、2026年時点での一般的な料金相場です。動物病院によって料金は異なるため、目安としてご確認ください。

ワクチンの種類 料金相場(1回あたり) 備考
狂犬病ワクチン 3,000〜4,000円 別途、注射済票の交付手数料550円が必要
2種混合ワクチン 3,000〜5,000円 コアワクチンのみ
5種混合ワクチン 5,000〜7,000円 室内飼いの犬に多い
6種混合ワクチン 6,000〜8,000円 一般的に最も選ばれる
8種混合ワクチン 7,000〜9,000円 外出が多い犬向け
10種混合ワクチン 8,000〜10,000円 アウトドア・多頭飼いの犬向け

※上記は診察料込みの目安です。初診料(1,000〜2,000円程度)が別途かかる場合もあります。

料金が動物病院によって異なる理由

ワクチンの料金は動物病院ごとに自由に設定できるため、同じワクチンでも病院によって差があります。主な要因は以下の通りです。

  • 地域差: 都市部(東京23区、大阪市内など)は地方と比べて1,000〜2,000円ほど高い傾向がある
  • 病院の規模: 設備が充実した大規模病院は料金が高めになることがある
  • 診察料の含み方: ワクチン料金に診察料が含まれる病院と、別途請求する病院がある
  • 仕入れルート: ワクチンメーカーや仕入れ先によって原価が異なる

料金だけで病院を選ぶのではなく、説明の丁寧さやアフターフォローの充実度も含めて総合的に判断することが大切です。お近くの動物病院を口コミで探すことで、実際に通院した飼い主の評価を参考にできます。


コアワクチンとノンコアワクチンの違い

混合ワクチンに含まれる病原体は、コアワクチンノンコアワクチンの2つに分類されます。この違いを理解することが、適切なワクチン選びの第一歩です。

コアワクチン(全ての犬に推奨)

コアワクチンは、感染した場合の致死率が高く、全ての犬に接種が推奨されるワクチンです。

予防する病気 主な症状 重症度
犬ジステンパー 発熱、鼻水、咳、下痢、神経症状 致死率50%以上
犬パルボウイルス感染症 激しい嘔吐・下痢、脱水、血便 無治療で致死率90%以上
犬アデノウイルス1型感染症(犬伝染性肝炎) 発熱、嘔吐、下痢、肝臓障害 子犬では致死率が高い
犬アデノウイルス2型感染症 咳、くしゃみ、鼻汁 二次感染で重症化リスクあり

ノンコアワクチン(生活環境に応じて推奨)

ノンコアワクチンは、犬の生活環境やお住まいの地域によって接種の必要性が変わるワクチンです。

予防する病気 感染リスクが高い環境
犬パラインフルエンザ ドッグラン、ペットホテル、多頭飼い
犬レプトスピラ症(複数の血清型) 河川敷での散歩、キャンプ、山遊び、ネズミの多い環境
犬コロナウイルス感染症 多頭飼育環境

レプトスピラ症は人間にも感染する人獣共通感染症です。川遊びやアウトドアに犬を連れて行く機会がある場合は、獣医師に相談のうえ接種を検討しましょう。


愛犬に合ったワクチンの選び方

「何種のワクチンを打てばよいのか」は、愛犬の生活環境によって異なります。以下を目安に、かかりつけの獣医師と相談して決めてください。

室内飼い・散歩は近所のみの犬

5種または6種混合ワクチンがおすすめです。コアワクチンに加え、犬パラインフルエンザを含む基本的な構成で、一般的な都市部の生活であれば十分な予防効果が期待できます。費用目安は年間5,000〜8,000円です。

ドッグラン・ペットホテルを利用する犬

6種〜8種混合ワクチンが推奨されます。多くのドッグランやペットホテルでは、混合ワクチンの接種証明書の提示が求められます。施設によって求められるワクチンの種類が異なるため、事前に確認しておきましょう。費用目安は年間6,000〜9,000円です。

アウトドア・キャンプ・川遊びをする犬

8種〜10種混合ワクチンが推奨されます。レプトスピラ症のリスクが高い環境に行く可能性がある犬は、レプトスピラの血清型を複数含む高種のワクチンを選びましょう。費用目安は年間7,000〜10,000円です。

シニア犬・持病のある犬

体調や持病の状態によっては、ワクチン接種自体がリスクになる場合があります。必ず獣医師と相談のうえ、抗体検査(抗体価検査)の結果を踏まえて接種の要否を判断してください。近年では、コアワクチンの免疫持続期間が3年以上という知見から、毎年の接種ではなく3年に1回の接種を推奨するガイドラインも広がっています。


子犬のワクチン接種スケジュールと費用

子犬は母犬からもらった移行抗体(母子免疫)が徐々に減少するため、適切なタイミングで複数回のワクチン接種が必要です。

推奨スケジュール

時期 接種内容 費用目安
生後6〜8週 1回目の混合ワクチン 5,000〜8,000円
生後10〜12週 2回目の混合ワクチン 5,000〜8,000円
生後14〜16週 3回目の混合ワクチン 5,000〜8,000円
生後91日以降 狂犬病ワクチン(1回目) 3,000〜4,000円

子犬のワクチン費用の合計目安: 18,000〜28,000円

子犬を迎えた際は、ブリーダーやペットショップで1回目のワクチン接種が済んでいることが多いため、接種証明書を必ず確認してください。2回目以降のスケジュールは、かかりつけの動物病院で相談しましょう。

ワクチン接種が完了するまでの注意点

子犬は3回の混合ワクチン接種が完了するまで、十分な免疫が確立されていません。接種完了の2週間後までは以下に注意してください。

  • 他の犬との接触を避ける
  • ドッグランやペットホテルの利用を控える
  • 散歩は抱っこで外の環境に慣れさせる程度にとどめる

成犬のワクチン接種スケジュールと費用

年間の接種スケジュール

時期 接種内容 費用目安 頻度
4月〜6月 狂犬病ワクチン 3,000〜4,000円 毎年1回(法的義務)
前回接種から1年後 混合ワクチン 5,000〜10,000円 毎年1回 or 3年に1回

混合ワクチンは毎年必要?3年に1回でよい?

世界小動物獣医師会(WSAVA)のガイドラインでは、コアワクチンは3年に1回の接種を推奨しています。一方、ノンコアワクチン(レプトスピラなど)は免疫持続期間が短いため、毎年の接種が必要です。

日本では従来「毎年接種」が一般的でしたが、近年は**抗体検査(抗体価検査)**を行い、十分な抗体がある場合は接種を見送る方針の動物病院も増えています。抗体検査の費用は5,000〜10,000円程度です。

愛犬にとって最適な接種間隔は、生活環境や健康状態によって異なります。お近くの動物病院に相談して、個別のプランを立てることをおすすめします。


犬の予防医療にかかる年間費用シミュレーション

ワクチン以外にも、犬の予防医療には様々な費用がかかります。以下は、1歳以上の成犬における年間の予防医療費の目安です。

小型犬(体重10kg未満)の場合

項目 費用目安 頻度
狂犬病ワクチン 3,500円 年1回
混合ワクチン(6種) 7,000円 年1回
フィラリア予防薬 6,000〜12,000円 5〜12月(月1回)
ノミ・ダニ予防薬 8,000〜15,000円 通年(月1回)
健康診断 5,000〜10,000円 年1回
年間合計 約29,500〜47,500円

大型犬(体重25kg以上)の場合

項目 費用目安 頻度
狂犬病ワクチン 3,500円 年1回
混合ワクチン(8種) 8,500円 年1回
フィラリア予防薬 12,000〜24,000円 5〜12月(月1回)
ノミ・ダニ予防薬 12,000〜20,000円 通年(月1回)
健康診断 8,000〜15,000円 年1回
年間合計 約44,000〜71,000円

体重が大きいほど予防薬の量が増えるため、大型犬は費用が高くなります。年間の予防医療費を事前に把握し、計画的に準備しておくことが大切です。


ワクチン接種の副作用(副反応)と対処法

ワクチン接種後には、まれに副反応が出ることがあります。多くは軽度で自然に回復しますが、重篤な反応が出る場合もあるため、事前に知っておくことが重要です。

軽度の副反応(接種後24〜48時間以内)

以下の症状は比較的よく見られるもので、通常は1〜2日で回復します。

  • 接種部位の腫れや痛み
  • 元気がない、食欲の低下
  • 軽度の発熱
  • 接種部位にしこりができる(1か月程度で自然に消失することが多い)

重度の副反応(アナフィラキシー)

以下の症状が見られた場合は、直ちに動物病院を受診してください。アナフィラキシーは接種後30分以内に発症することが多いとされています。

  • 顔面の腫れ(ムーンフェイス)
  • 激しい嘔吐・下痢
  • 呼吸困難
  • ふらつき、意識低下
  • 全身の蕁麻疹

副反応のリスクを減らすための5つのポイント

  1. 午前中に接種する --- 副反応が出た場合にその日のうちに対応できるよう、午前中の来院が推奨される
  2. 接種後30分は病院の近くで待機 --- アナフィラキシーに備え、すぐに受診できる距離にいること
  3. 接種当日は安静にする --- 激しい運動やシャンプーは避ける
  4. 接種後2〜3日は様子を観察 --- 食欲、元気、排泄の様子を注意深く確認する
  5. 過去のアレルギー反応を必ず申告 --- 獣医師に事前に伝えることで、適切な対策を講じてもらえる

ワクチン費用を抑える3つの方法

ワクチン接種は愛犬の健康を守るために不可欠ですが、家計への負担を少しでも軽減する方法もあります。

1. 集団接種(狂犬病ワクチン)を利用する

自治体が毎年4〜6月に実施する集団接種は、動物病院での個別接種よりも500〜1,000円ほど安くなることがあります。お住まいの市区町村の広報やホームページで日程を確認しましょう。

2. 抗体検査を活用する

コアワクチンについては、抗体検査で十分な免疫があると確認できれば、その年のワクチン接種を見送ることができます。検査費用(5,000〜10,000円)はかかりますが、毎年のワクチン接種による身体への負担を軽減できるメリットもあります。

3. 複数の動物病院の料金を比較する

動物病院のワクチン料金には差があります。ただし、料金の安さだけで選ぶのではなく、獣医師の説明の丁寧さ、緊急時の対応体制、通いやすさなども含めて総合的に判断することが大切です。

pet-dockでは、地域ごとの動物病院を口コミ付きで検索できます。料金だけでなく、実際に通院した飼い主の声を参考にして、信頼できるかかりつけ医を見つけてください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 犬のワクチンは毎年打たないといけませんか?

狂犬病ワクチンは法律で毎年1回の接種が義務づけられています。混合ワクチンについては、WSAVAのガイドラインではコアワクチンは3年に1回を推奨していますが、ノンコアワクチンは毎年の接種が必要です。かかりつけの獣医師と相談のうえ、愛犬に合った接種間隔を決めましょう。

Q2. ワクチン接種にペット保険は使えますか?

ワクチン接種は「予防医療」に分類されるため、ほとんどのペット保険では補償対象外です。狂犬病ワクチン、混合ワクチンともに全額自己負担となります。ただし、ワクチン未接種が原因で感染症にかかった場合、保険会社によっては治療費の補償が制限される可能性があるため、適切なワクチン接種を行っておくことが重要です。

Q3. 子犬のワクチンは何回打てば完了ですか?

一般的に、混合ワクチンは3回の接種で基本的な免疫が確立されます。生後6〜8週で1回目、その後3〜4週間隔で2回目・3回目を接種し、生後16週以降に最後の接種を行うのが標準的なスケジュールです。狂犬病ワクチンは生後91日以降に1回接種します。

Q4. ワクチンの種類(何種)はどう選べばよいですか?

愛犬の生活環境に応じて選びます。室内飼いで散歩が近所中心なら5〜6種、ドッグランやペットホテルを利用するなら6〜8種、キャンプや川遊びなどアウトドアに連れて行くなら8〜10種が目安です。獣医師に愛犬の生活環境を伝えて、適切な種類を提案してもらいましょう。

Q5. ワクチン接種後に元気がないのですが、大丈夫ですか?

接種後に一時的に元気がなくなったり食欲が落ちたりするのは、比較的よくある軽度の副反応です。通常は1〜2日で回復します。ただし、顔面の腫れ、激しい嘔吐、呼吸困難などの症状が見られた場合は、アナフィラキシーの可能性があるため直ちに動物病院を受診してください。


まとめ

犬のワクチン料金は、狂犬病ワクチンが3,000〜4,000円、混合ワクチンが3,000〜10,000円が相場です。狂犬病ワクチンは法律で毎年の接種が義務づけられており、混合ワクチンは任意ですが愛犬の命を守るために強く推奨されています。

ワクチンの種類(何種を打つか)は、愛犬の生活環境に合わせて獣医師と相談して決めましょう。子犬は3回の混合ワクチン接種が必要で、成犬は年1回または3年に1回の接種が目安です。

予防医療の費用は年間で3〜7万円程度かかりますが、感染症にかかった場合の治療費(数万〜数十万円)と比べれば、ワクチン接種は費用対効果の高い投資といえます。

信頼できるかかりつけの動物病院を見つけることが、適切な予防医療の第一歩です。pet-dockでは、お住まいの地域の動物病院を口コミ付きで検索できます。


この記事は獣医師の監修のもと作成しています。ただし、個々の犬の健康状態や生活環境によって最適なワクチン接種計画は異なります。必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

参考資料: 日本獣医師会「家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査」、WSAVA Guidelines for the Vaccination of Dogs and Cats、厚生労働省「狂犬病予防法」

記事の内容は2026年4月時点の情報に基づいています。ワクチンの料金や制度は変更される場合がありますので、最新の情報は動物病院にお問い合わせください。


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