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ペットの火葬・葬儀の費用相場と選び方ガイド【2026年最新】
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ペットの火葬・葬儀の費用相場と選び方ガイド【2026年最新】

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監修: pet-dock獣医師監修チーム

ペットの火葬・葬儀の費用相場と選び方ガイド【2026年最新】

この記事のポイント: ペットの火葬費用は合同火葬で8,000〜25,000円、個別火葬で15,000〜60,000円、立会い火葬で20,000〜75,000円が相場です。火葬方法の選び方、体重別の料金、悪質業者を避けるポイントまで解説します。

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ペットが亡くなったら最初にすべきことは?

大切なペットを失った直後は、深い悲しみの中にいると思います。まずは落ち着いて、以下の手順で対応してください。

亡くなった直後の安置方法

ペットが亡くなった後、火葬までの間は適切に安置する必要があります。

手順 具体的な方法 備考
1. 体を整える 手足をやさしく折りたたみ、目を閉じてあげる 死後硬直が始まる前(2〜3時間以内)に行う
2. 体液のケア 口や肛門からの体液をガーゼで拭き取る ペットシーツを体の下に敷く
3. 冷却する 保冷剤をタオルに包み、お腹と頭の周りに置く 夏場はドライアイスの使用が望ましい
4. 安置場所 直射日光の当たらない涼しい部屋に安置 エアコンで室温を低く保つ
5. 安置期間 保冷剤の場合は1〜2日、ドライアイスは2〜3日 夏場は腐敗が早いため早めの火葬を

犬の場合は死亡届が必要

犬の場合、狂犬病予防法により、死亡後30日以内に市区町村への届出が義務付けられています。届出先は犬の登録をした市区町村の窓口です。鑑札と注射済票を返却します。猫やその他の小動物には届出義務はありません。


火葬方法にはどんな種類がある?

ペットの火葬は、大きく4つの方法に分かれます。それぞれのメリット・デメリットを理解したうえで、ご家族の希望に合った方法を選んでください。

火葬方法の比較表

火葬方法 内容 返骨 費用相場 向いているケース
合同火葬 他のペットと一緒に火葬 なし 8,000〜25,000円 費用を抑えたい、返骨にこだわらない
個別一任火葬 1頭ずつ火葬(立会いなし) あり 15,000〜60,000円 返骨は希望するが立会いは不要
個別立会い火葬 1頭ずつ火葬、飼い主が立会い あり(お骨上げ可) 20,000〜75,000円 最後まで見届けたい
訪問火葬 移動火葬車が自宅に来て火葬 あり 18,000〜55,000円 施設に行くのが難しい、自宅で見送りたい

各火葬方法の詳細

合同火葬: 複数のペットを同時に火葬するため、個々のお骨を返却することはできません。火葬後のお骨はペット霊園の合同供養塔に納骨されるのが一般的です。費用を抑えたい方や、「自然に還してあげたい」と考える方に選ばれています。

個別一任火葬: 1頭ずつ個別に火葬しますが、飼い主の立会いはなく、業者に全てを任せます。火葬後のお骨は骨壷に収められて返却されます。立会いの時間が取れない方や、火葬の場面を見るのが辛い方に適しています。

個別立会い火葬: 飼い主が火葬炉の前でお見送りし、火葬後にお骨上げ(収骨)を行います。人間の葬儀に近い形式で、最も丁寧なお別れができます。

訪問火葬: 専用の火葬炉を搭載した車両が自宅付近に来て火葬を行います。移動が困難な高齢の飼い主や、住み慣れた自宅でお別れしたい方に人気です。ただし、近隣への配慮(煙・臭い)が必要な場合があります。


体重別の火葬料金はいくら?

ペットの火葬費用は体重によって大きく変動します。以下は2026年現在の一般的な料金相場です。

体重別・火葬方法別の料金表

体重 対象の例 合同火葬 個別一任火葬 個別立会い火葬 訪問火葬
1kg未満 ハムスター、インコ、フェレット 8,000〜12,000円 15,000〜20,000円 20,000〜25,000円 18,000〜22,000円
1〜5kg 猫、チワワ、トイプードル 12,000〜18,000円 20,000〜30,000円 25,000〜38,000円 22,000〜32,000円
5〜15kg 柴犬、ミニチュアダックス、コーギー 15,000〜22,000円 25,000〜40,000円 30,000〜48,000円 28,000〜40,000円
15〜25kg ボーダーコリー、ビーグル 18,000〜25,000円 30,000〜48,000円 38,000〜55,000円 35,000〜48,000円
25〜40kg ラブラドール、ゴールデンレトリバー 22,000〜30,000円 38,000〜55,000円 45,000〜65,000円 40,000〜55,000円
40kg以上 グレートデン、セントバーナード 25,000〜40,000円 45,000〜65,000円 55,000〜80,000円 要相談

葬儀のオプションにはどんなものがある?

火葬以外にも、お別れの儀式として様々なオプションが用意されています。

主な葬儀オプション一覧

オプション 内容 費用の目安
セレモニー(お別れ式) 祭壇を設けてお焼香・献花を行う 5,000〜20,000円
僧侶による読経 僧侶を招いて読経してもらう 10,000〜30,000円
メモリアルグッズ 遺毛カプセル、肉球スタンプ、遺骨ペンダント 3,000〜30,000円
骨壷のグレードアップ 陶器製、名入れ、カバー付きなど 3,000〜20,000円
納骨(個別墓地) ペット霊園に個別のお墓を設ける 初期費用30,000〜300,000円+年間管理料
納骨(合同供養塔) ペット霊園の合同供養塔に納骨 5,000〜20,000円
樹木葬 樹木の下に埋葬する自然葬 30,000〜100,000円
散骨(海洋・山林) 粉骨したお骨を自然に還す 15,000〜50,000円
自宅供養セット ミニ仏壇、おりん、写真立てのセット 5,000〜30,000円

火葬後のお骨の選択肢

火葬後のお骨をどうするかは、大きく4つの選択肢があります。

選択肢 特徴 費用
自宅保管 骨壷に入れて自宅で供養 骨壷代のみ
ペット霊園に納骨 個別墓地または合同供養塔 5,000〜300,000円+年間管理料
散骨 粉骨して海や山林に散布 15,000〜50,000円
人間と同じお墓に納骨 対応している霊園は限られる 霊園による

火葬業者の選び方は?【チェックリスト付き】

ペット葬儀業界は法的な規制が緩く、残念ながら悪質な業者によるトラブルも報告されています。大切なペットのお別れを安心して任せるために、以下のポイントを確認してください。

業者選びの7つのチェックポイント

チェック項目 確認すべき内容 要注意のサイン
料金の明示 ホームページに体重別の料金が明記されているか 「お電話でお見積もり」のみで料金が不明瞭
追加料金の有無 追加費用が発生するケースが説明されているか 当日になって高額なオプションを勧められる
施設の見学 事前に施設を見学できるか 見学を断られる、施設の場所が不明確
返骨の保証 個別火葬で確実に返骨されるか 合同火葬と個別火葬の区別が曖昧
口コミ・評判 Google口コミやSNSでの評判 口コミが極端に少ない、または不自然に高評価のみ
対応の丁寧さ 電話での対応が誠実か 急かされる、契約を迫られる
行政との関係 自治体の許認可を受けているか 許認可の情報が確認できない

避けるべき業者の特徴

  • 電話やインターネットで最初に安い料金を提示し、当日に「この子は大きいので追加料金がかかります」と大幅に上乗せする
  • 「今すぐ決めないと」と契約を急かす
  • 合同火葬なのに「個別火葬」と偽って料金を請求する
  • 火葬炉の場所や施設を見せようとしない

かかりつけの動物病院に相談できる?

はい、多くの動物病院が火葬業者の紹介や情報提供を行っています。

動物病院でできるサポート

  • 信頼できるペット葬儀社・霊園の紹介
  • ペットが病院で亡くなった場合の安置・搬送の手配
  • 亡くなるまでの看取りケア(ターミナルケア)の相談
  • ペットロスに関するカウンセリング情報の提供

信頼できるかかりつけ医がいれば、火葬業者選びも安心して相談できます。


自治体の火葬サービスとの違いは?

市区町村によっては、自治体がペットの火葬を行っているケースがあります。

比較項目 自治体の火葬 民間ペット葬儀社
費用 1,000〜10,000円程度 8,000〜80,000円
返骨 基本的になし(一般廃棄物扱いの場合あり) 個別火葬は返骨あり
セレモニー なし お別れ式、読経など対応
対応時間 平日のみの場合が多い 24時間対応の業者あり
お骨上げ 不可 立会い火葬で可能

自治体の火葬は費用が非常に安い反面、「一般廃棄物」として処理される地域もあり、ペットへの敬意を感じられないと感じる飼い主もいます。事前にお住まいの自治体の対応を確認してください。


ペットロスとの向き合い方

ペットを失った悲しみ(ペットロス)は、決して大げさなものではありません。ペットは家族の一員であり、深い喪失感を感じるのは自然なことです。

ペットロスの一般的な段階

段階 特徴 期間の目安
否認 「まだいるような気がする」 数日〜数週間
怒り 「もっと早く病院に行けばよかった」 数週間
取引 「あのときこうしていれば」 数週間〜数ヶ月
抑うつ 深い悲しみ、食欲低下、不眠 数週間〜数ヶ月
受容 「一緒に過ごせて幸せだった」 数ヶ月〜

相談先

  • ペットロスカウンセリング: 専門のカウンセラーによる心理的サポート
  • ペットロスホットライン: 電話で気持ちを話せる相談窓口(各自治体・民間団体)
  • かかりつけの動物病院: 看取りの経験が豊富なスタッフが話を聞いてくれることがある
  • 同じ経験をした飼い主のコミュニティ: SNSやオンラインの交流の場

無理に元気を出そうとせず、悲しいときは悲しんでください。「ペットのことで泣くなんて」と自分を責める必要はまったくありません。


よくある質問(FAQ)

Q. ペットが亡くなったのが夜中です。すぐに火葬業者に連絡すべきですか?

A. 夜中に慌てて連絡する必要はありません。適切に安置すれば、保冷剤使用で1〜2日(冬場は2〜3日)は大丈夫です。翌朝以降、落ち着いてから業者を選んでください。深夜対応の業者もありますが、深夜料金が加算されることが多いです。

Q. 火葬した遺骨を自宅の庭に埋めてもよいですか?

A. 自分が所有する敷地内であれば、ペットの遺骨を埋葬することは法律上問題ありません。ただし、賃貸住宅の庭や公共の場所には埋葬できません。また、遺骨ではなく遺体をそのまま埋葬する場合は、十分な深さ(50cm以上)を確保し、衛生面に配慮する必要があります。

Q. 複数のペットを一緒に火葬できますか?

A. はい、対応している業者はあります。「一緒に見送りたい」という希望に応じて、同じ火葬炉で一緒に火葬してくれる業者もいます。事前にその旨を伝えて確認してください。

Q. うさぎやハムスターなどの小動物も火葬できますか?

A. はい、多くのペット葬儀社が小動物にも対応しています。ただし、体が非常に小さい場合(ハムスターなど)は、お骨が残りにくいことがあります。事前に業者に確認してください。


まとめ

ペットの火葬・葬儀は、大切な家族とのお別れの儀式です。費用は火葬方法と体重によって8,000〜80,000円と幅がありますが、最も大切なのは飼い主が納得できる形でお別れすることです。

業者選びでは料金の明確さ、施設の見学可否、口コミの確認を重視し、悪質業者のトラブルを避けてください。かかりつけの動物病院に相談すれば、信頼できる葬儀社を紹介してもらえることも多いです。

シニア犬のケアシニア猫のケアを通じて、最期のときに備えておくことも大切な愛情のかたちです。

そして、ペットロスは自然な感情です。無理をせず、必要であれば専門家のサポートを受けてください。

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